小島秀夫の語り口(5)
それぞれの話の世界観をざっくりと解説すると、
「アンダー・ザ・ドーム」
町を囲むように謎のドームができました。さてどうしよう
「ウォーキング・デッド」
世界中がゾンビだらけになりました。さてどうしよう
「11/22/63」
あなたはタイムスリップができます。大統領暗殺をどうにかしましょう
「デスストランディング」
原因不明で天国と浮世が近づきましたとさ。怖がらないで、怖がらないで
といった具合。
それぞれの物語の見せ場は、限られた範囲でのコミュニティ形成、ゾンビとのドンパチ、歴史のif、委縮した人類の人間関係の修復であるので面白さの部分にたどり着くまでは早いのだが、初めの部分でで僕の場合は「?」が浮かんでしまう。
しばらく前、進撃の巨人が実写化された時に脚本を手掛けた町山智浩氏が、原作のドイツ的な名前のキャラクターを日本人俳優が演じてもおかしくないと言い張る為に、日本にも原作のキャラクターの名前の人がいることを確認したなどと言う話があった。しかし、正直その点を気にしている観客は驚くほどいなかったというのを思い出したりもした。
続く