真似するくせに元に敬意を払わない。
僕の思う、日本人の一つの側面。良くも悪くもよくパクリ、敬意を怠る。
江戸時代、日本の首都江戸は世界で有数の人口密度を誇った大都市だった。鎖国で閉鎖されていた大都市が一変、それがペリー来航を機に一気に欧米化を推し進められたのだ。その辺りから日本人の自国に対する意識は戦時を除いて薄れてきているんじゃないかと思う。
海外から取り入れたものを、国内で受け入れられやすい形に変える能力が高いといえば聞こえはいい。
良い例としては食べ物が多い気がする。
まず、挙げられるのはカツ。もともとは小麦粉で揚げたイギリスの料理、コートレットだが、かつ丼などになるともう元の形は見る影もない。他にもカレー、ラーメン、中華丼、冷やし中華、コロッケ、ナポリタン、魚のカルパッチョ等々
悪い例としてはイベント関係が頭に浮かびやすい。
一番に思い付くのは、ハロウィンだろうか。もともとは日本でいうお盆に近く、先祖を迎え、邪気をはらう儀式だった。それが2018年には渋谷で逮捕者が出る騒ぎになった。今や騒ぎたいだけの若者の騒ぐ口実にしかなってない。
クリスマス、ハロウィン、バレンタイン、ホワイトデーとかとかとかとか
空気を読むという日本独特の風土が、過去に対して疑問を抱かないという国民性を出しているような気がする。というのは早計かな。
後半のイベント批判は乗れない僕のやっかみも多分にある。