私の「面白い」

私の「面白い」

読んでくれたら嬉しい。共感してくれたらもっと嬉しい。でも私のために書きます。

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

人という字は

人という字は人と人が支えあってできているわけがない。 「人」という漢字は手を広げずに足を広げて立っている人間の様子を模した象形文字である。二人の人間が支えあうという構図を示すものではない。むしろ一人でしっかり自立しているという絵だ。 演出と…

矢田部ギルフォード検査(YG検査)(3)

自分が組織の一部であるというとき、どの役割が自分に与えられているのか。仕事からだけでなく、性格からも考えてみるというのは案外有効なのではないだろうか。 思えば、フィクションにおいてこの5人という数字、日本人にはやたらとしっくりくる気がする。…

矢田部ギルフォード検査(YG検査)(2)

よく問題があるといわれることも多い理論だが、それはたいていの場合タイプ分けの方法、判別方法に問題があるとされるだけで、理論の考え方自体は信ぴょう性のある物だといえるはず。 それぞれのタイプの具体的な特徴として、以下のようなことがあげられる。…

谷田部ギルフォード検査(YG検査)

僕が惹きつけられた心理学の用語。 世の中のすべての人間を5つのタイプの性格に分類できるとした話。平面座標を思い浮かべてほしい。横軸に内向的か外交的か、縦軸に安定的か不安定的かを置く。四つの象限と原点付近で5つの分類というわけ。 それぞれのタイ…

人間扱い

しばしば機械から人間扱いをされないという話を聞く。 以下、幾つかは実際に僕にあった話。スマートスピーカーの返答はいつも「聞き取れませんでした」死にそうなほどのどが渇いているときに、持っている唯一のお金である百円玉が一切機械に受け取ってもらえ…

日本の臭い

香りの高級食材といえばマツタケ。ただ、マツタケが良い香りというのは日本人にとってのみのことのようだ。マツタケの学名は「Tricholoma nauseosum」。「吐き気 (nausea) をもよおさせるきのこの一種」という意味がある。マツタケの香り例えの匂いの中に「…

こんなじいさんになりたい

祖父の話。現役の時はある有名企業に勤めたバリバリのエンジニア。齢80を超えてもなお新しいものには常にアンテナを張り、スマートフォンにも果敢に挑戦し続けている。最近の課題は「5G(第五世代通信システム)というものを理解する」こと。まったくもっ…

言葉を作る一つ偉大さと一つ恐ろしさと(3)

共感のための悪あがきのコーナー ここで二人の偉大で恐ろしい、言葉の発明家を紹介。西周と福沢諭吉だ。日本語における言葉の発明家でこの二人を超える人は恐らくいないだろう。 「哲学」「真理」「芸術」「理性」「科学」「知識」「定義」「概念」「命題」…

言葉を作る一つ偉大さと一つ恐ろしさと(2)

続いて言葉を作ることの恐ろしさについて。こちらはうまい例えが思いつかないのだが、例えば「自然」という言葉を考えてみてほしい。人工という言葉と自然という言葉はおそらくできたのは同時期だ。もちろん自然と呼ばれるものより人工のもののほうが存在の…

言葉を作る一つ偉大さと一つ恐ろしさと

人は、国に住むのではない。国語に住むのだ。ルーマニア人の思想家、エミール・シオランの言葉。 人間の思考は言葉に依存しているので、自分の考え方は生まれた国というより、しゃべる言語で形成されるという意味。例えば、ワニという生き物がいる。英語だと…

有効なメディアを選ぶ(3)

ここまでは僕の感じてきたメディアの選択がうまく機能してきたものを挙げてきたが、最後に僕の感じる最悪の例を。 マンガで読む 「分かりやすい表現」の技術。 この書籍の意図は、活字嫌いの人に向けての紹介だろう。そういう意味ではもともと文字のみの書籍…

有効なメディアを選ぶ(2)

まんがサイエンス。あさりよしとお作の漫画。科学というわかりにくい題材を漫画だからこそできる図解を使って体系的に見せるところが秀逸。作者の科学に対する姿勢もいい。雲は暖かい空気の下に冷たい空気が入り込むことでできる→では、冬の暖房のきいた部屋…

有効なメディアを選ぶ

これは、受け手ではなくて、作り手の話。 表現には様々な手段がある。文字に起こす、音楽にする、言う、ボディランゲージにする、絵本にする、漫画にする、映画にする、ゲームにする、とかとか。伝えたい内容、伝えたい相手によって最も有効なメディアという…

人望の無さ

どういった流れでこのような話題になったのかは忘れたが、会話の中でだれが最も人望がないか、人格者から遠い存在かという話題となった。 「スマートフォンの故障で一か月間全くだれとも連絡が取れず、僕自身何か人間関係に不調をきたすのではないかと不安だ…

ちゃんと言語をしゃべろう(3)

幼少期に触れる言語の多様性とは、国ごとの言葉の違いではなくて、身分ごとの違いのこと。大人は赤ちゃんに対して赤ちゃん言葉しか使わない。でも赤ちゃんはそれ以外の言葉もしっかり聞いているのだ。昔に多かった三世帯住宅なら、両親同士の会話に加えて祖…

ちゃんと言語をしゃべろう(2)

AIは多くの場合、文法や「愛」のような形にしにくいものを理解するのが困難だ。俗に読解力と呼ばれる能力が人間を人間たらしむためのキーになる。だから冒頭に話したような単語の羅列の会話が出来上がる。文に含まれる単語の使用頻度から意味を類推するのだ…

ちゃんと言語をしゃべろう

AIの開発が進み、AIにしか理解できない言語というものが生まれたらしい。 特徴として、人間の知っている単語の羅列で(単語を覚えさせたのは人間だから当然)ありながら、接続語や文法構造がむちゃくちゃ、というものらしい。 僕は祖父母と暮らしていたこと…

口をみて話す。

言語、音声というものは聴覚で捉えるものだが実は視覚に依存する部分が多かったりする。例えば、有名どころでいえば、「ば、ば、ば」と言っている人の映像に、「だ、だ、だ」と言っている音声をあてると耳では「ば、ば、ば」と言っているように聞こえるなど…

エレベーター

エレベーターを待っていた。 そこに口喧嘩をしながら一組のカップルがやってくる。 別に喧嘩は個人の自由だが、五月蠅いなぁとは思う。 エレベーター到着の瞬間、口論が途切れ、一瞬の沈黙。そして、女性が一言。 「あんた、浮気してるでしょ」 (エレベータ…

完璧な証明実験(3)

目が動く景色を認識できないこと、の証明。 実験器具はズバリ、鏡一枚。実験方法も超簡単。 鏡に映る自分の顔の右目と左目を交互に見るのだ。目は確実に動いているはずだし、目を当に観察しているはずなのに、目の動きは認知できないのだ。 自分の目の動きが…

完璧な証明実験(2)

目は動いている景色を細かいところまで把握することはできない。 言われてみればわかる気がするが、普段はあまり気づかない事実だ。 目が回るという現象がこのことを裏付ける一つの事象といえる。 目を開けながら体を回していく。回っている最中、景色は(回…

完璧な証明実験

鳩が歩くときに首を前後に動かすのは何故でしょう?正解は、(一般的に)目は動いている景色を細かく認識することができないから。 体が前に進む分だけ首を後ろに動かし、目が景色に対して動かないようにする。限界まで顎を引いたら、前に突き出す。というこ…

金太郎がつまらない理由

桃太郎、浦島太郎、金太郎。日本で有名なおとぎ話、三大太郎とでも呼べようか。ただ、有名なのは名前とビジュアルと童謡だけ。ストーリに関して金太郎のみ異様に認知度が低い。 何故か。僕の見解は、「千の顔を持つ英雄」に則ってないから。桃太郎、浦島太郎…

雨を降らせない

雨ってなんで降ってくるんだろう。天気予報もまぁ信用にならない。 調べてみると、天気予報の降水確率のパーセンテージがどれほどの信憑性の物か表すための指標もあるんだとか。なんじゃそりゃ!! 雨が降りそうと屋内に退散すれば雲の切り目が見え始め、雨…

逆職業病

お前、なんでその道に進んだ?って思う人の事がたまに耳に入る。 僕が知っているのは以下の三種。 芝生アレルギーのプロゴルファー 高所恐怖症のパイロット 船酔いする漁師 何故その道に進んだのか、道の仮定でアレルギーを患ったのか。なんにせよ、それでや…

お化けをホントに信じてる?

この手の話題、本当にめんどくさい。 信じているといえば、理屈バカの僕の中の僕が許さないし、信じてないといえば、信じている側の人から白い目で見られ、どっちでもいいというと、友達の会話の輪の中に入れないときすらある。 僕が一番疑問なのは、信じて…

献血と下心(2)

毎年できる限りの献血をしてるといっても、献血のルール上、血を取ってもらえる回数は年三回。三年間休むことなく献血しているとはいえ未だに献血は非日常的な体験だ。 中でも二回、特に特別だった体験を。 献血で身動き取れない時間の間、テレビを見せても…