私の「面白い」

私の「面白い」

読んでくれたら嬉しい。共感してくれたらもっと嬉しい。でも私のために書きます。

有効なメディアを選ぶ(3)

ここまでは僕の感じてきたメディアの選択がうまく機能してきたものを挙げてきたが、最後に僕の感じる最悪の例を。


マンガで読む 「分かりやすい表現」の技術。


この書籍の意図は、活字嫌いの人に向けての紹介だろう。そういう意味ではもともと文字のみの書籍を漫画化させたのは正解だ。ただ、せっかく漫画という文字に加えて絵も加えられる手段の表現方法にしたのにもかかわらず、さらに表現を題材に扱った内容なのにもかかわらず、内容を劣化させている。例えば。「内容を見出し、項目、本題でフォントやサイズを変える等をすることで内容が伝わりやすくなる。同じ大きさの文字がただ並んでいるだけでは要領を得にくい」といった旨の文字情報を漫画にするなら、実際に、その通りの絵、図を描いて見比べさせるべきだ。この漫画では、片方にわかりやすい例を、片方には(他の漫画の新聞の表現によくある)小型の黒の四角形を文字に見立てて並べるだけの絵がかいてあった。この場合、小さい同じフォントの「文字」を実際に並べて見せるべきだろう。

 


結論。将来の自分を第一の読者として書くようなブログを展開する僕がどうこう言うのはおこがましい。