私の「面白い」

私の「面白い」

読んでくれたら嬉しい。共感してくれたらもっと嬉しい。でも私のために書きます。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

人生のポテンシャル(2)

数字というのは不思議だ。正確この上ない一つの指標が数字であるのにもかかわらず、言葉のニュアンスや受け手の価値観で意味が大きく違ってくる。この場合、恐らく「半分」という言葉が不正確な数値であることを承知で演出として機能している。と、そんな具…

人生のポテンシャル

数日前、 「ラグビーの面白さがわからないだなんて人生の半分は損してるね!!」 と言われた。生来スポーツが苦手な筆者としては、自分の人生の構成する要素の内、半分がラグビーを占めているとは到底思えない。僕がラグビーの面白さがわかるようになったと…

ジャケ買い(6)

一応、試遊としてゲーム序盤を無料で配信するサービスもいくらかあるが、それは資本に余裕がある大企業が主で、マイナーな作品にはまだまだ少ないのが現状だ。 ここにきてある意味最もジャケ買いが重要な産業がゲームという異様な事態になっている。というの…

ジャケ買い(5) 

要は、つまらないのだ。完全なる独断と偏見だが、MOTHERシリーズと初代METAL GEAR SOLIDのジャケットはイカしてる。ググってみてほしい。近年のフラットデザインの潮流になれている人間の意見だからであることは間違いない。 さて、販売店でぶらぶらとゲーム…

ジャケ買い(4)

映画はポスターそのままなんてのが主だ。もしくはコントラストをきつくしているなんて場合もあるが。きっとDVDで映画を買おうなどという人は、既に映画館で見ているだとか、前から目を付けていただとか、友人に勧められたなどがほとんどなのだろう。ジャケ買…

ジャケ買い(3)

その昔オペラが音楽、演技、美術からなる総合芸術といわれた時代から見たら現代の人間たちの目は如何に肥えてしまったことか。 勿論これだけの人間を管理する、管理職も増えてしまっているわけで、この点は純粋に欠点と言えるのだろうが、それにしてもゲーム…

ジャケ買い(2)

ゲーム好きとして、ゲームをフォローすると、決してゲームの値段が高すぎるなんてことはないと思う。一つ当たりの値段は勿論高いが、内容の量や生み出されるのに費やされた労力あたりの値段で考えるとむしろ安いといえる場合が多いのではないだろうか。作品…

ジャケ買い

オタクとて、ゲームにも悪い点はあると思うとです。ズバリ、ジャケ買いができない。ジャケ買いとは、 「商品のパッケージ(ジャケット)のみを見てその物を買う」 こと。 本、CD、映画とゲーム以前にあったメディア、特にデジタルなメディアは基本的にすべて…

スーパーピクロス300問(2)

さて、そんな日々が何日か続いたある日、部屋に彼女の姿がない。しかし、テレビはつけっぱなし。何の気なしほったらかしてあるゲームのコントローラーのボタンを押すと画面が暗転。マリオが出てきて「おめでとうございます!」などといっている。 背筋を走る…

スーパーピクロス300問

仲のいいとある人とのけんかの話。いつぞやのオーガニック女子である。その人は病気がちで、よく彼女自身の部屋に籠るなんてことがあった。友人には恵まれている人なので、寂しそうということもないのだが、どうも暇を持て余して仕方ないらしい。そこで、一…

人生の先輩(2)

僕「5年ぽっちじゃないでしょ。僕が生まれる前からじゃない?」 父「じゃぁ、20年近くにはなるな。」 一同「…」 物にだって寿命があるのは理解しているつもりだ。 でも、 生まれる前からあったものというのはどうもこの世の存在と同義であって当たり前の…

人生の先輩

実家のコーヒーメーカーは僕が物ごごろ付いた時にはその勤めを果たしていた。 朝はパン食である両親の強い味方で、たまに寝坊したときなどはインスタントコーヒーになってしまうことはあれど、まめな母はよくコーヒーを淹れている。朝食の時間が合うときは父…

千の顔を持つ英雄的な分析 トッドフィリップス版ジョーカー(2)

④「最初の越境。異界への突入、限界の突破、異界の守護者の攻略」電車での拳銃の使用だろう。⑤「闇への航海。負荷状態、自己消滅の危機。」やってしまったことの後悔からのダンス。その快楽。 (2)通過儀礼①「試練の道。英雄の試練。」挙げだしたらキリがない…

千の顔を持つ英雄的な分析 トッドフィリップス版ジョーカー

千の顔を持つ英雄に沿った名作の数々は、以下のステップから成る。(1)出立 ①冒険への使命。神・老人・特定の声などによる合図 ②辞退。自身の愚かさの露呈 ③超越的な援助。援助者は矮小あるいは貧しい老人 ④最初の越境。異界への突入、限界の突破、異界の守護…

最高の敵の在り方(3)

日本人にとってのゴジラは核戦争の被害者であり、日本人にとっての原爆そのものであり、もしくは日本が被った災害そのものであり、日本の持つ”畏怖”というの感情の具現化だと思う。もともと八百万の神という考え方を持っているところからして、神という存在…

最高の敵の在り方(2)

どれも悪として描かれながら確固たる魅力がある。ただ、その根底にはキリスト教的な発想がある訳で、自分の感じている魅力はキリスト教圏(もしくは新旧約聖書、コーランが文化に根付いている圏)の人達にとっての魅力と違う、ハッキリ言って劣っている魅力に…

最高の敵の在り方

ゴジラの真の魅力がアメリカ人になかなかわからないように、JOKERの真の魅力は我々にはなかなかわからない。そんな気がする。 ダークナイトのジョーカーからジョーカーのモチーフは、かなり明確に、paradise lost(失楽園)のサタン(元ルシファー)になってい…

JOKER(6)

その.12 ジョーカーの出自 ジョーカーの恐ろしさの要因の一つに、身元がはっきりしていないという要素があると僕は思う。得体の知れない共感できない人間が純粋な悪意で襲って来るからダークナイトのジョーカーは恐ろしかった。それが今回は共感できてしま…

JOKER(5)

その.10tears of a clown 最初がトレイラーにもあった、泣きながらメイクするシーンだったのも驚きだった。あの印象的なシーンから更に悪くなっていくのか!!と。チャップリンの残した言葉に、「個人の出来事としてみたら悲劇だけど、一歩引いてみたら喜劇…

映画 JOKER (4)

その7.チャップリンへのオマージュ 喜劇王チャップリンへのオマージュは、流石はコメディ監督トッドフィリップスといったところ。トレイラーで使われていた曲がチャップリンの「モダン・タイムス」のエンディングであったという事実は勿論、劇中に引用がそ…

メタメタな話

吾輩はとあるコンピュータクラブ1回生である。あだ名はまだ無い。 一部会員特有の、その人のステータスの高さを称えたかのような愛称を襲名するにはまだまだ精進が必要な身分である。要するに、「中身があることが書けない」と。 「ないのなら学べ!学生だ…

デジタルというコンテンツ形式が”締め切りと”という概念に及ぼす心理的影響

どの業界にも締め切りというものは存在する。ただ、情報社会の発展に伴いその在り方が変わってきているのではないかと思うのだ。 とある新作のゲームを手にする機会があった。発売前からずっと楽しみで、ソフトとハードの両方を発売当日に入手、ハードにソフ…

映画 JOKER(3)

その4.ロバートデニーロでなければいけない理由。 未だに映画界に語り継がれているといっても過言ではない映画「タクシードライバー」のアドリブシーン。一人で妄想して将来に備えたリハーサルをするという。ちょっとした調整を繰り返したり、本人は大まじ…

映画 JOKER(2)

その2.CMでの演出 もう一つ、CMつながりで思ったこと。cmの中の明らかに狂喜の演出を目的で挿入されているシーンがいくつかある。その内の一つに実は正気で、ある意味映画内で最もアーサーが立派に人々誇れる仕事をしているシーンが混ざっているという事実…

映画 JOKER

いい映画だった。今年一番の呼び声にふさわしい。一応、僕の説得力を下げるためにまず一言。 個人的にヒースレジャーの方が良かった。 ハイ。 話題の映画「JOKER」。映画好きとしてミーハーにもしっかり押さえてまいりました。この作品に対して思ったことを…

本質の占める割合(3)

一度廃れてみることで初めて見えてくる本質なんてのはあるだろうし、その本質の大きさみたいなのも取って代わられた時に目に見えてわかる事なんだろう。 「枯れた技術の水平思考」なんて名言がゲーム業界にはある。ある種枯れるのを待ってみるというのも本質…

本質の占める割合(2)

テレビのアナログ放送や、ポケベル、飛行機のコンコルドは無くなった(なんで出てきた例えがこれなんだろう?)。きっとその物の本質であるところの経済活動で、他の物に完全に負けたからだろう。 資本主義に生きるなら、取って代わられるなんて現象は往々に…

本質の占める割合

ずいぶん涼しくはなってきた。マラソンが気持ちい季節だ。 ま、マラソンよりサイクリング、サイクリングよりドライブ派な筆者なのだが、それはオタクの印象を悪くするので秘密。 車が発達することで馬車や人力車、籠なんてのはほとんどなくなってしまった。…

紙というデバイス(3)

強いて欠点を挙げるとすれば二点 まず、デジタルデバイスに繋ぎづらい。(よってコピーしずらい) しかし、この点はほとんど解決されてきている。普通にスキャナーを通せば文字として認識してしまうなんてサービスがあるから、データのデジタル化が容易にな…

紙というデバイス(2)

その3、電気が無くても機能する。 これは説明不能であろう。文庫本に対して残量バッテリーを気にする、出先でのコンセントの有無を心配するということは一切ないのだ!! その4、構造が単純 壊れているか否か、壊れているならどれほど壊れているのかが基本…