私の「面白い」

私の「面白い」

読んでくれたら嬉しい。共感してくれたらもっと嬉しい。でも私のために書きます。

映画 JOKER(3)

その4.ロバートデニーロでなければいけない理由。
 未だに映画界に語り継がれているといっても過言ではない映画「タクシードライバー」のアドリブシーン。一人で妄想して将来に備えたリハーサルをするという。ちょっとした調整を繰り返したり、本人は大まじめだけどはたから見たら滑稽だったりという当にこの映画の一つのテーマともいえるようなシーン。デニーロをを継ぐのは俺だ!的な意思は話運びからも伺える。ただこの映画が恐ろしいのは音の使い方。タクシードライバーよりも、その妄想リハーサル側の人間に共感しやすくなるように演出が施されていた。
他にも「キングオブコメディ」もまんまオマージュというか、もはやパクリといっても過言じゃないレベルでそっくり。テレビの前に脅迫まがいをする、垂れ幕、ジャズ。恐ろしいほど共通点が多い。良作でロバートデニーロが出てくるのはもはや必然といっても良いくらい。

その5.過去作へのオマージュ
 オマージュ・リスペクトつながりで。
ティム・バートン版の『バットマン』のオマージュがブルースと繋がるところにある。パトカーを使った疾走シーンは『ダークナイト』、トーマス役の俳優は『ダークナイト ライジング』で議員役で出ている等のオマージュといえるだろう。

 

続く