私の「面白い」

私の「面白い」

読んでくれたら嬉しい。共感してくれたらもっと嬉しい。でも私のために書きます。

ちゃんと言語をしゃべろう(2)

AIは多くの場合、文法や「愛」のような形にしにくいものを理解するのが困難だ。俗に読解力と呼ばれる能力が人間を人間たらしむためのキーになる。だから冒頭に話したような単語の羅列の会話が出来上がる。文に含まれる単語の使用頻度から意味を類推するのだ。

が、AIに人間の仕事が奪われると人類が戦々恐々としている今日この頃、日本人の読解力は日に日に落ちているらしい。それはテストの結果が示している。とにかく接続語や文構造のカギを読み飛ばしてしまうらしい。

ここからは僕の憶測だが、そういった読解力の低下の一因、もしくは低下によって現れる現象の一部としてテレビの早口化が進んでいるのではないだろうか。

今の読解力が低い人間の需要を満たすため、意味のはっきりしている「単語」を早口で多く並べる。そうして、昔のテレビにあった読解に要するための間やテンポが失われていく。という流れなのではないだろうか。

 

AIが得意な事柄では人間はとうていAIにはかなわない。もうこれは覆りようがない。だからこそ人間はAIができないことで勝負しなければいけない。

なのに、このありさまとは情けなし。

 

 

人間の読解力の低下の原因として、幼少期に触れる言語の多様性の低下や、教育の効率化があるという仮説が立てられている。

 

続く