弁当のハンバーグの話
弁当に入っているとテンション上がるという物は数あれど、中でもハンバーグの安定感は他のメニューに勝るとも劣らない。
ただ、ハンバーグは熱々の状態で食べるかぎるものというのも事実。冷めると肉汁がどうしても楽しめなくなってしまう。そこで、
弁当で冷めてもおいしいハンバーグ開発の日々が始まった!!!
弁当でもじゅわっと感を楽しめるハンバーグはできるのか!?!?
と、いうことでまずは肉汁の研究から。
予想どうり、肉汁の主成分はその肉の油だった。つまり、冷めても肉汁が出るハンバーグを作るには、低温になっても固まらない油を使う必要があるというわけだ。
まず、ハンバーグの王道、牛肉の検証。
冷めた牛肉のハンバーグはボソボソ。いわゆる勿体ない味。これをいかに良くするかというのが今回の目的といえよう。
次に、豚肉を混ぜる。ややボソボソ感が薄い。
もしやと思い調べてみると、やはり、豚の油の方が牛の油より融点が低い。冷めても個体になりにくいということ。それにお財布にも優しい。ただ、お弁当でもじゅわっと、というほどではない。
続いて鶏肉。これがさらにおいしかった。
調子に乗って、魚肉!
なんとここまでのどの陸上動物の肉よりも油の融点が低かった。
ここまで、ハンバーグを作るたびに、豚肉、鶏肉の割合をどんどん増やすという奥様がが喜び、ちびっこたちの反感を買うような改良を重ねてきたが、ここで、終止符を打とうではないか!!!
魚100パーセントハンバーグじゃい!!自信満々に友達に勧めた。
反応は良好!!食べた感想の一言目が、
「お前すげぇな!!めちゃくちゃうまいじゃん!このつみれ!!!」