私の「面白い」

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読んでくれたら嬉しい。共感してくれたらもっと嬉しい。でも私のために書きます。

トムとジェリー、トムの声は途中からおっさんになっている(2)

日本版の声優が肝付兼太というのも大きい気はする。スネ夫の声優として知られているけど、彼が日本人に植え付けた、「ずる賢くいじめっ子だけど憎めない」声はトムとジェリーにおけるトムその物だ。

 

冷静に考えると、トムとジェリーの声優使いは神がかってる。というか、トムとジェリーが一つの”正解”というものを作り上げた。吹き替えする言葉とそうでない言葉の入れ方具合とか、喋るキャラクターとそうでないキャラクターの線引きとか。飼い主のおばちゃんは間違えなくおばちゃん(絶対お姉さんではない)だし、たまに出てくるブルドックは喋るときはおっさんなのに、襲ってくるときは犬の声というこだわりっぷり。たまに喋るジェリーやトムも、喋るタイプのゲストキャラ(子猫、小鳥の友達等)が来るときは極端に口数が減る。

 

主人公が喋るべきか否か問題はゲーム好きの自分としては避けられない課題だ。ゼルダの伝説のリンクは喋るべきなのか、FFの主人公は喋るのに、ドラクエの主人公は何故喋らないのか。もしかしたらこの答えはトムとジェリーにあるのかも!!いつかゆっくり考えてみよう。

 

そうだ!トムとジェリーに関してはBGMの事も忘れちゃいけない!!作曲者は主にスコットブラッドリー。彼無くしてトムとジェリーを語るというのは、白米を抜きにして日本食を語るに等しい。いいネタが浮かんでよかった。