マシュマロでゼリーを作ろう!(3)
さて、ようやく電子レンジの掃除が終わった。さすがに手間取っちゃったな。しゃもじも洗って、などどと思いつつフライパンに目をやると、ま、当然焦げていますよね。
大慌てで右手のじゃもじでかきまぜて何とか真っ黒は回避。混ぜながらふと名案が舞い降りる。そうだ!チョコを入れたということにしよう!食べる人(僕しかいないが)にも言い訳が立つぞ!チョコゼリーなんておしゃれではないか!とチョコを追加。
マシュマロの原型はなくなり、きつね色にはなったものの、ひとまず完成。後は器に入れて、粗熱をとるために少し置いておく。
その間にフライパンとしゃもじを洗ってしまおう。と、しゃもじを見ると熱で変形している。
プラスチックのしゃもじはつい木べらみたいに使っちゃいけないという教示を神様が与えてくれたに違いない。
涙でゆがむ視界の中しゃもじを洗い、炊飯器のそばに戻す。フライパンを洗おう。水につけるとなかなかマシュマロが取れない。
デジャヴが起こる。
どこの記憶かと手繰り寄せると、それは小学校の理科クラブ。べっこう飴!!べっこう飴!?ゼリーのはずなんだけど、、、あー、でも久しく忘れてた記憶も思い出したし、たまにゼリー作るなんてのも悪くないのかも。あの時は、絶対にアルミホイルを間にかませないとだめだよって念を押されたなぁ。
プロパンだからガス代もバカにならないというのに、再びフライパンを熱してこそぎ取る。
ようやく一通り片づけを終えて一息。長い一日だったと椅子に腰かけ、まず目に入ったのは、しっかり粗熱の取られ鎮座しているゼリーもといべっこう飴でしたとさ。
さてここまででお気づきの方も多かろう。表題にあるマシュマロゼリーは出てこない。
いいじゃない!表題でくらい夢見たって!!