ハワイの予習(3)
「な、なんだって?」
「カフェモカ、カフェラテ、カプチーノ。それにミルクもたしか普通の、低脂肪乳、無脂肪乳、ソイから選べるぞ。組み合わせは12種類。」
「ごめん、もっかい言って?」
「普通の、低脂肪乳、無脂肪乳、ソイ」
「ソイだぁ?」
「豆乳だよ豆乳」
「そんなとこ横文字にして何が楽しいのかね、もうめんどくさそうだから頼むときは冷たいのにするよ」
「じゃ、フラペチーノだな」
「なんだとぉ?」
「マンゴー パッション ティー フラペチーノ、コーヒー フラペチーノ、キャラメル フラペチーノ、ダーク モカ チップ フラペチーノ、ダーク モカ チップ クリーム フラペチーノ、抹茶 クリーム フラペチーノ、バニラ クリーム フラペチーノ、クリーミー バニラ フラペチーノ 、クランチー アーモンド チョコレート フラペチーノ」
「お前よく噛まずに言えるな」
「そこにシロップがあって、バニラシロップ、キャラメルシロップ、シンプルクラシックシロップ、アーモンドトフィーシロップ、モカシロップ、ホワイトモカシロップ、チャイシロップ、バレンシアシロップ、ジンジャーシロップ。バレンシアシロップは夏季限定で、ジンジャーシロップは冬季限定。」
「で?最後に長久命の長介(落語、寿限無のラストネーム)ってか?」
「…」
「ハイハイ、ぼくがお粗末でした。」
お店のカウンターでこんなやり取りをしていたら長蛇の列だ。
あれ?いつからハワイ編がただの愚痴になってる?
兎にも角にも、初めて食べたのがハワイであった事から、僕にとってはスタバとサブウェイはハワイの味となっている。これはこれで一つアドバンテージでもあるのかも。