ハワイのガリガリ君

ハワイ編第六回

アメリカの人の一人前の感覚って多分バカなんだと思う。

ハワイには無料貸し出し自転車のサービスがある。bikiというものだ。このサービスでワイキキのビーチ側の道を走ったりすると大変気持ちが良い。
ただ、暫く走っているとやっぱり暑いし喉も乾いてくる。そこで流石のハワイ、そのタイミングを見計らったかのように美味しそうなアイスの露店が出ているのだ。

値段は430円ほど、カップの大きさは日本のハーゲンダッツ位。高いけど、ハワイ価格と思ってちょっと奮発。ハワイ産の高級アイスが出てくるとワクワクして待っていると明らかに一人で頼んでいるのに何故か出てきたのはレディボーデンみたいな500ml位のデッカイカップに山盛りでつまれた氷菓子。アメリカ価格の430円でこのサイズだと、クオリティはガリガリ君を劣化させたようないわゆる駄菓子、駄氷菓子。思ってたのと違ったので、店頭にあるハーゲンダッツサイズのカップを指差して、「このサイズのヤツを下さい！」と英語で言うと店員さんが大爆笑。英語で「ないすじょーくネ！コレハ味見専用ネ！ボナペティ(召し上がれ)！！」なんて感じのセリフが帰ってきた。満面の笑みでボナペティなんて言われると突き返すわけにもいかないし、渋々食べ始める。日本で食べたことあるブルーハワイのお味。その上氷菓子の特徴で、初めは味が濃すぎて終わりの方はただの氷。終盤の氷はなんとなく涙の味がしましたとさ。

以上、僕のbikiサイクリングの思い出です。

あ、そういえばまだクレジットカードにbikiの貸し出し可能時間３０分位残ってる！！！しくじったぁ～