私の「面白い」

私の「面白い」

読んでくれたら嬉しい。共感してくれたらもっと嬉しい。でも私のために書きます。

諧謔 衒学趣味

大学の講義で

大学図書館で”読む”をテーマにした新書の中からを興味のある物10冊探し、論文における参考文献にそぐう書き方でそれらの本を羅列、またその本に興味を持った理由と作者の経歴などをまとめてレポートをして提出せよ。」

という課題が出された。レポートという課題の提出形式に慣れない新入学生に向けた講義だったのだが、これがなかなかどうしてよくできた課題だ。この課題をこなすうえで意味を知った二語がタイトルのそれである。

まず、バカみたいな感想なのだが世の中には本がたくさんあるなぁ、と。大学という学術機関であるにもかかわらず、年々図書館の利用者数が減っている今日この頃、比較的図書館を訪れている方だと思っていた僕(事実、同学部学科の生徒の中では最も図書館を利用している)が課題に促されて改めてこんな風に感じるというのは大変情けない話だ。(同じ講義を受講していた友人の中には新書=新しく発売された発行物と認識しているという体たらくである。)本という特性もあるだろうが、何故こんな偏った内容のもので出版にこぎつけられたんだ?と思うような本に多く出会った。

 

ただ、蔵書が数百万に及ぶ我が大学図書館においてもこの課題をこなすのは簡単ではない。