諧謔 衒学趣味(2)
ある程度活字になれている人々を対象としている新書(←僕の偏見である可能性が大なのだが)はそもそも「読む」能力が備わっている人が多いから、そんな当たり前の事をテーマとして取り扱う内容の物がこれまた少ない。
丁度10冊見つけるころには大学図書館の新書の区画を丁度一通り回り切ったタイミングだった。ただ、その過程で出会った本たちと出合ったことによる感動はホント大きな収穫だったように感じる。よく、本を読まない若者には「文庫はここがいいんだ」みたいなありがたい説教をくださるスマホが苦手な人生の先輩方のアドバイスが浴びせられる。理屈ではわかるけど、いまいちピンとこなかったことが「なるほどこういうことか!!」という実感に変わる。こんな本があるのか!という感動や、10冊借りることの驚くほどのハードルの低さからわかる新書という型番の偉大さ。大変勉強になったとさ。
以前から流行や季節を捉える為にとコンビニ、スーパー、本屋を週に一回は訪れる、また、遠出をしたときに一回はそれらを訪れることを欠かさずする習慣をつけていたが、図書館にも定期的に行こう。そういえば図書館はどういった人が本を選んでいるんだろう。そういったところも調べなければ。
そんなことを思った。