空港をぶらつく
ハワイ編第二回。
ハワイ編だけど日本の空港の話。
空港をうろつくのは面白い。
生涯賃金が高そうな人々を相手するサービス業の人々の在り方や施設はそれだけで勉強になるし、そうでありながらも非日常の空間であることに浮かれた人の性みたいなのが見え隠れしてたりする。
場所は関西空港。
まず、「あかつ」という日本ではレポーター業でしか見たことない力士の格好をしたお笑い芸人が日本代表の芸人と言わんばかりに大画面で迎えてくれる。内容は恐らく彼の芸であろうひょうきんな動きを交えながらの日本独特の礼儀作法の紹介。スーツをピッチリ着こんだ白人の紳士が成る程と関心しながら見入っている。その紳士の子供であろう双子の5,6歳の兄弟は力士というほぼ全裸の太った男がおかしな動きをしているというだけで大爆笑。日本のお笑い業界が誤解されないかやや心配にもなるが、きっとあの大画面のおもてなしは兄弟の爆笑からして正解なのだろう。
国際線ターミナルに場所を移すと任天堂のマリオのキャラクターたちがお出迎え。任天堂本社のある京都が近いせいもあってか、かなりの規模だ。ゲームの試遊コーナーもあって、そこには機内用のU字型の枕を首に着けたまま画面の中のマリオの動きに合わせてダンスするちびっこ達。ちびっこのすぐ側で「たっちゃん久しぶりぃ、大きくなったねぇ」という年配の女性には見向きもしない。ちびっこの価値観は残酷なまでにわかりやすい。
続く