私の「面白い」

私の「面白い」

読んでくれたら嬉しい。共感してくれたらもっと嬉しい。でも私のために書きます。

あれはゴジラのテーマじゃない

ゴジラのテーマを頭の中で再生してみてください。

ドシラ、ドシラ、ドシラソラシドシラ♪
と思い浮かべる人は多かろう。正解といえば正解。ただ、僕はそれを間違いだと叫びたい!!
「正解」でなく、正確には「今となっては正解」である。

というのも、初代ゴジラにおいて、ゴジラが闊歩するシーンのBGMは
ミーーー♯ソレ♭ミラ♭シーー、♯ド♮ド♯シーーーシー♭シーラーファ♯ファソ♯ソ。
の方。聞けばあー、となるやつ。


一方、多くの人がゴジラのテーマといえばで思い出す曲が何の曲かというと。なんと人間側の火力である警察予備隊のテーマ。

咆哮と共に現れ、人々の生活を踏みつぶし、蹴散らし、焼き尽くす怪物のテーマとして認識されているあの音楽が、もともとは人間側の火力の象徴のテーマと考えるとなんか皮肉な気がする。
偶然であっても、こじつけであっても、事実。聞く側が曲に持たせる意味は時代とともに変わるけど、監督があの音楽を人間の武力の象徴として描いたことは変わらない。こういう皮肉を含めて、ゴジラは名作なんだと思う。


共感の為の悪あがきコーナー。

警察予備隊

自衛隊の前身。自衛隊の発足に貢献したとして勲章が贈られたある将校が東京大空襲を先導し、原爆を使いたくてしょうがなかったという人間だということも皮肉。このことはまたの機会に。