私の「面白い」

私の「面白い」

読んでくれたら嬉しい。共感してくれたらもっと嬉しい。でも私のために書きます。

プッチンプリンは偉大

「具体的なものを提示されるまで人はなにが欲しいのかわからないものだ」とはスティーブ・ジョブズの言葉。
需要を確実に捉えるというのは案外難しいこと。

その点プッチンプリンはとっても偉大。この存在以上に物としての本質と消費者にとっての定義の乖離が激しく、かつその差を乗り越えて成功したものはないだろう。
プリンを食べるちびっこにとってプリンとは卵、小麦粉、牛乳を蒸して固めたものではない。お皿の上で山型に鎮座し、富士の雪よろしくカラメルソースがかかっているもののこと。事実プッチンプリンを固めているのは卵のたんぱく質の変性ではなく、ゲル化剤。そうであっても多くの人にとって”なじみ深い「プリン」”の王者として君臨しているに違いない。

本質とは何か。理屈でなるべく考えようとしたり、がわを作りこんだりしがちになってしまうことが多い自分としては忘れないように気を付けなければいけない考えだ。