私の「面白い」

私の「面白い」

読んでくれたら嬉しい。共感してくれたらもっと嬉しい。でも私のために書きます。

千の顔を持つ英雄

現在僕が最も心酔しているとある本。
どこから語るのが良いものか。
世の中のフィクションの「名作、傑作」と言われる物語たちは、この本の手のひらで踊っているに過ぎない!!!と言われた気がした傑作。


著者の紹介から
著者は神話学者、ジョーゼフキャンベル。彼は世界中の神話にとどまらず世界各地に伝わる伝承やおとぎ話をかき集めた。

結果として人々の中に残り続ける物語には共通のプロットがあるという結論に至った。と。



(1)出立

①冒険への使命。神・老人・特定の声などによる合図
②辞退。自身の愚かさの露呈
③超越的な援助。援助者は矮小あるいは貧しい老人
④最初の越境。異界への突入、限界の突破、異界の守護者の攻略
⑤闇への航海。負荷状態、自己消滅の危機。

(2)通過儀礼

①試練の道。英雄の試練。
②女神との遭遇。回復期。
③誘惑する異性。父殺し・母との姦淫。
④父との一体化。試練の意味を悟る。
⑤父を超越。英雄の成熟。
⑥終局の恩恵。前に進む物語の終焉。

(3)帰還

①帰還の拒絶
②呪的逃走
③外界からの救出
④帰路の境界
⑤二つの世界の導師
⑥自由と本質、正体の判明

と、こんな具合

このブログで、ネタに困ったとき僕なりの千の顔を持つ英雄的物語の解釈を書いていくだろう。