私の「面白い」

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読んでくれたら嬉しい。共感してくれたらもっと嬉しい。でも私のために書きます。

人類ドラッグ(2)

メルヴィルの「白鯨」を読んだ感想。続き。

 

最近の人類ドラッグは情報。これに関しては、プライバシーの管理やセキュリティーの観点から既に副作用の兆しが見え始めている。


人類ドラッグで厄介なのは「発展」という快感から依存性が高いことと、そして何より副作用がより大きいものが選ばれてきているということ。
歴史が苦手な僕が知らないだけで、人類ドラッグはクジラの前もあるに違いないし、僕の答えの隙間にもあるだろうし、何より情報の先もあるに違いない。
今、心配なのはそろそろ人類が情報という人類ドラッグの副作用で痛い目に合うような時期だろうという気がするということ。

ドラえもんが夢である僕が思うに、もう人類はこうしたある種のドラッグを手放すことはできない。さて、ここで副作用を抑えるために奔走するべきなのか、新たなドラッグを開発するべきなのか。

 

そんなドラッグに翻弄される人の姿が「白鯨」にはあった。自分たちを俯瞰するいい教材だと思った。


白鯨には人とドラッグとの付き合い方の一つの回答があった。それが正解なのか不正解なのかは人によって違うんだろうけど、少なからずこれからの自分が行動で示していかないといけないものなのだと思った。