私の「面白い」

私の「面白い」

読んでくれたら嬉しい。共感してくれたらもっと嬉しい。でも私のために書きます。

年の瀬(3)

8時間ぐらいの時点で頼みすぎてしなしなになったフライドポテトにメンバー全員が手を伸ばさなくなり、最古参の先輩が「確かこの辺に…」と部室の棚の奥の方に手を伸ばしアジシオを取り出す。同級生が「先輩マジ神っす!!」なんて言いながら塩をかけ、作業中のメンバーに配って回る。塩がコンピュータクラブにあることに対して全員が疑問を持ちはするのだが、全員がその答えを持ち合わせていない。とりあえず、葬儀の後も直で部室に来れることが分かったということでその場のメンバーの総意となる。ポテトが尽きるのと同時にメンバー全員のカラオケレパートリーは尽き果て、「そろそろ落語ですかね」といいかけたら言い始め3文字くらいで却下される。時間の感覚などとうに無くなって現在に至ると…
僕の青春はこういうものでいいとも思うのだけれども、辛いのは帰り道だ。ギークの男ばかりが一つの部屋にトイレを除いて10時間近くも籠っていれば一体感も生まれるというもの。合唱もしたというのに帰り道は一人だ。世間はとうに床に就いている時間。
この日僕の体感気温はこの冬一番を更新したのでしたとさ。

 

 

 

共感の為の悪あがきのコーナー
サーバーって思いのほかほこりがたまるから、たまに掃除をするといい。