私の「面白い」

私の「面白い」

読んでくれたら嬉しい。共感してくれたらもっと嬉しい。でも私のために書きます。

下ネタを見直す(2)

思い起こせば、日本の傑作「七人の侍」にも似たような下ネタが有効活用されるシーンがあった。 

戦争中、混血児の問題は常に付きまとう。そのメタファーとなるシーンが七人の侍にも出てきたのだ。侍の中で最も若い一人が、明日死ぬともしれない状況に冷静さを欠き、村娘の内の一人に手を出す。そしてその娘の親が怒り狂う。村の百姓たちは守られる側の立場だからその侍を責めるわけにもいかず、怒る仲間にはそれはそれでかける言葉が見つからない。その若い侍は我に返り、自責の念にとらわれる。

明らかに村全体の士気が下がる中、これではいけないと侍のリーダーが若侍の方の叩きながら言うのだ。「しっかり働けよ。お前も夕べからもう大人。」村の男たちは笑い、緊張をほぐす。これもまぎれもない一種の立派な下ネタだろう。

 

 

下ネタとは少し違うかもしれないが、これらの例以外にも自分がうっかり感心してしまった成人向けの内容がかかわる話がある。

コンビニの成人誌が、そのコンビニがある町の高齢者層の身体的な意味での健康のバロメーターになるというのだ。コンビニでの成人誌の販売がどんどん減っているこのご時世だから、あまり役に立たない雑学ではあるのだがその根拠が個人的に面白いと思えるものだった。

 

続く