私の「面白い」

私の「面白い」

読んでくれたら嬉しい。共感してくれたらもっと嬉しい。でも私のために書きます。

相対性理論と般若波羅蜜多心経(2)

人は比べることでしか物の把握をできない。「それ」と「それ以外」のものがあって初めて「それ」が成立する。アインシュタインは光の速度という基準を定めて光以外基準としてあり得る物はないという論を提示し、般若心経では実態はないという解釈から心の在り方の論で結んでいる。宗教と科学という現代では対極に置かれがちなものがそれぞれアプローチした結果なのに「絶対的なものがない、一般的な基準ですら成立しない」という考え方をしているところが何となく似ているような気がして個人的に面白いと思った。

そういえば、アポロ計画の宇宙飛行士の中に牧師になった人がいるんだとか。宗教も科学も人の営みという点ではおなじ。「何事も諸行無常である」ということはある意味絶対的なのかも。
数学における最も偉大な発見の一つであろう「0」の発見はインドでのこと。般若心経には「空」という字が繰り返し出てくるが、それが意味するところは現代で言う「無」とか、それこそ「0」というもの。ここもなんか少し納得。

 


とっても神秘的な繋がりが有るように思えるし、納得もしてしまえる。
人間、こうしてインチキ宗教に入ってしまうのかも。