私の「面白い」

私の「面白い」

読んでくれたら嬉しい。共感してくれたらもっと嬉しい。でも私のために書きます。

たとえ愛のためでもセカイは敵にまわさない

名言と恋愛ネタが嫌いな僕。
その中でも特に嫌いなよくあるロマンチックなセリフが
「世界がお前を敵に回しても、俺はお前の側に立つ!」
の類のやつ。言いだしっぺはいったい誰なんだろう?



まず、一人の人に対して世界が敵に回るという状況がリアリティがなさすぎる。そんなこと起こるわけがない。百歩譲ってその状況が起こるとして、世界に対して一人と孤立した恋人の側に立つのは、ほんとにその恋人の為になっているといえるのか?そんな状況に陥った恋人を助長するのではなく、世界に理解を示してもらえるように立ち回るのが、人としてのあるべき姿なのではなかろうか。この状況で恋人の側に立つことが愛の証になるという論理思考が理解できない。
そもそも愛する相手が世界中から敵とみなされる段階になるまでほっといて、それは愛しているといえるのか?



だから、こうするべきだ。

「世界中があなたの敵になるなら、そうなってしまう妥当性を厳正に吟味し、そもそもそうならないように極力努力し、世界を敵に回す以外のほかの手段はないのかを手を尽くして探し、それが無くて、本当に世界よりあなたのほうが正当性があると判断した場合に限り、あなたの側に付き、愛を誓います」

ああ、なんて僕はロマンチックなんだろう。