自分の楽器はよく聞こえる。
音楽を「聴く」という形で楽しむのに、楽器の演奏ノウハウってどれだけあるといいんだろうか。
以下、交響楽における話。
これはたぶん音楽経験者あるあるなのだろうケド、自分が演奏したことがある楽器はやたら聞こえてくる。
こっちは個人的なことだけど、どうしても、何も楽器をやっていなかったときに聴いた音楽ほど音楽を俯瞰して聴けなくなっているような気がしてならない。
これを解決するする案として、安直に思いつくのはすべての楽器をやって思い入れをそれぞれに持つことなんだろうケド、そんなアバド(クラウディオアバド)みたいなことできるだけの時間も才能も経済力も無いし。
別に好みだから特別悪いとも思わないけれど、恐らくこれが僕の一番好きな作曲家がルロイアンダーソンという比較的子供受けしやすい作曲家である理由なんだと思う。
共感の為の悪あがきのコーナー
スカラ座に始まり、ロンドン交響楽団、シカゴ交響楽団、ウィーン国立歌劇場、ベルリン・フィルという伝統あるオペラハウスやオーケストラと密接な関係を構築したいわゆる巨匠。
指揮者としてのたしなみだろうという理由で、オーケストラに使用される楽器の大半を体得していたんだとか。スゴイ。