私の「面白い」

私の「面白い」

読んでくれたら嬉しい。共感してくれたらもっと嬉しい。でも私のために書きます。

藤子F不二雄のバランスが凄い(2)

夜のシーン
これは技巧的な問題。てんコミ4巻、「月の光と虫の声」をはじめとする、の夜のシーンの配色は天才としか言いようがない。街灯が最も明るく描画されているのは当然なのだが、次に明るいのが地面の草むら、次が近くの家、夜空、そして最も暗く黒く描画されているのがのび太ドラえもんなのだ。ジオラマが趣味だったという藤子・F・不二雄のカメラの逆光に対する造詣の深さのなせる業なのだろう。


人間の感じるリアリティっていい加減だ。ジュラシックパークやハリウッドのゴジラを見てもリアルだって思う。現実で見たことがあるわけでもないのに。
僕にとってドラえもんは夢であり、リアルそのものだ。


共感の為の悪あがきのコーナー

不気味の谷

多くの学問の分野で主張される心理現象の一つ。縦軸に感情的反応、横軸に人間への類似度を据えたグラフの形状に、基本的には右肩上がりになるのにも関わらず、人間との類似度が100(つまり人間そのもの)になる直前に急激に感情的反応が下がり谷のような形状が現れることからこの名前が付いた。

中途半端に人間っぽいものは逆に不気味に感じられるのだ。