私の「面白い」

私の「面白い」

読んでくれたら嬉しい。共感してくれたらもっと嬉しい。でも私のために書きます。

僕にとってのMADMAXfuryroad(2)

かのトルストイは「書かざれるべき物だけを書くべきだ」と言ったというが、全ての僕が出会ってきた作品群の中で、この作品以上にこの言葉にふさわしい作品は僕は知らない。動き、セリフ、音、間合いには驚くほどに無駄がなく、やろうとしたことと実現したことのレベルの高さが尋常じゃない。殴るべくして殴るし、叫ぶべくして叫ぶし、死すべくして散っていくあの感じ。

 

完成度がスゴイ

 

というのが僕にとってのこの作品である。これに出会ってから、暴力に限らず自分に価値が感じられない物にも積極的に興味を持つようになったし、自分が何かを作る機会に出会った際に最終的に超える対象として目標として据えるべき完成度を意識するようになった。

 

見終わった後に元気を貰える。それは登場人物の生きざまからとかではなくて、純粋に作品から。世の中にはこんなすごいものが存在する、そしてそれを作るような人が存在する。僕もそうならなくては!!と思う。

 

見るたびに活力を与え続ける。そんな数少ない存在だ。

 

 

この作品に出合ってから、あらゆる作品やもっとミクロで日常的に小さなコミュニケーションでもそれが起こって形になっているってことはそれを起こした人か偶然の意図が介在していると思うようになった。それを少しでも読み取れる人間になりたいし、少しでも読み取れた方が人生は楽しくなると思った。

あれ?でも恋愛ものの話は僕は未だに嫌いなままだなぁ。両親は下ネタ嫌いではあるけれど、それが原因のような気はしないし…なんでだろ。モテない人間のやっかみ感情なのかな?