小島秀夫の語り口
オタクの戯言です。
MGSシリーズ、DEATH STRANDINGで知られるゲームクリエイター小島秀夫は映画好きで知られる。そして、彼が作るゲームはよく映画的であると評価をされる。
そこに一石投じたい。
果たして小島秀夫作品は映画的なのか。
ゲームというコンテンツ程作り手側に作品の時間的な制限が少ないコンテツはあるまい。中断の権利が受け手側にあること、内容量が物理的な量と金額的な量に比例しないことが理由だろう。
中断の権利が受け手側にゆだねられるコンテンツはあまりないと思う。基本的には紙媒体の物ぐらいではないだろうか。文字は人によって読むスピードがゆだねられる。音楽や映像も電子媒体になる事によって中断は勿論できるが、カット割りやせりふ回しなど文字だけの物に比べて時間的な演出が多いのは自明だろう。(勿論文字ベースのコンテンツも文字数や単語の選び方によって時間当たりの情報量をある程度操作できることは言うまでもない。あくまで、相対的にどうかということである)商業的な問題で、つまり客が疲れてしまうからという理由で映画や音楽は時間が制限されてくる。
続く