私の「面白い」

私の「面白い」

読んでくれたら嬉しい。共感してくれたらもっと嬉しい。でも私のために書きます。

僕の娯楽の楽しみ方は少数派

薄々気づいていた。

 

きっかけはただのゲーム好きから真面目にゲームを作る職に就きたいと考えるようになってからだろうか。人を楽しませる側の工夫を一つでも多く吸収するように意識し始めたような気がする。

 

僕の人生ベスト映画は「UDON」これは作り手の考え方を意識していなかった頃にランクインされた。そして、ベスト2は「MADMAXfuryroad」これは今の僕の娯楽の見方を決定づけた。

 

それぞれ見終わった後の感想は人生ベスト級の多幸感である点では一致しているが、その趣は違う。

UDONの方は温度感が僕の好みドストライクなだけ。言語化は難しい。お祭り騒ぎ、食い物ネタ、友達ネタ、家族ネタ、少めの恋愛要素、くだらないけど起こり得る範囲のギャグ。見終わって残る気持ちとしては痒い所を掻いてもらった感じに近い。それも、いままで痒いと自分自身で気づいていないところを。「僕はやっぱりこの感じがすきなんだ」と再確認する感じ。

それに対してMADMAXを見た後の感想は比較的言葉にしやすい。「世の中にはこんなにすごい物を作っている人がいるのか!!僕もそうなれるように頑張らないと!!」ってな具合。

 

どちらの見方が良いということではない気はするが、作り手としては両方の見方を切り替えられるようにならないといけないような気がしている。作り手らしい見方と、受け手らしい見方と捉えなおすこともできるだろう。もちろん作り手は受け手の人にとって喜ばしものを目指して作っているわけだが、そこには多少ならず差異があるような気がしてならない。