ゲーム音楽の変遷
ファミコンが発売されて、日本中の家庭のかあちゃんたちが「もぉ!またピコピコやって!勉強なさい!!」なんてセリフを吐いた。僕は起こられる側の人間なのでごめんなさいとしか言いようがないのだが。
ゲーム機からピコピコという音がしなくなったのはいつからだろう。
ゲームオタクからすると、
「あのゲーム機から音が同時に3つより多く出せるよになったから、効果音に加えて、音楽的な和音が出せるようになったんだぜ」とか、
「いやぁ、でも昔の限られた環境だからこそのあの音楽の感動なんだよ」とか、
「あのゲームの開発中に、他のシステムの人たちにサウンドスタッフが掛け合って、BGMにメモリを割いてもらったりしたらしいぜ」
なんて話を聞くだけでウキウキしてしまう。
近年のゲーム機は、ソフトの容量も増えて、生で録音したオーケストラの演奏をそのままBGMとして流していたりする。もしくは少人数で制作されたインディーゲームというジャンルのゲームだったりすると、購入者層がニッチなゲームファンだったりすることから、購入者のノスタルジーに訴える為のあえてのピコピコ音でのBGMだったりする。
それもあまりに飽和してきた感さえある。
続く