私の「面白い」

私の「面白い」

読んでくれたら嬉しい。共感してくれたらもっと嬉しい。でも私のために書きます。

献血と下心

現在、僕は大学生。社会的な意味で生産性は無い。

将来的に社会に出た時の為に力を蓄えるということになってはいるが、まあ、今の段階では社会の備蓄を浪費しているに過ぎない。肩身が狭い。かといって、社会に対するうしろめたさを和らげるためだけにボランティアに勤しめるほど勉学に余裕があるわけでもなし。募金をするにも仕送りをもらっている身分じゃ偽善もいいとこだし。

 

そこで、献血なんてどうだろう。自分の体の一部を提供するのなら僕が直接貢献したといえるのではなかろうか。

厳密にいえば食費は仕送りからだし、元気な体に生んでくれた親のおかげでできることでもあるのでやっぱり手柄の大半は親の物だが、自分の社会における存在意義を満たしたいという欲求を満たすには比較的効果的な気がしている。

 

と、言うわけで、僕はここ3年でいる限り献血をしてきた。合計3.6L。たった三年ではあるがされど三年。僕にとっては浪人生だったころの陰々滅滅としたころの戒めとしても献血は機能している。実は血が抜けた分だけ太り気味の僕の体重が減るのではないかなんて言う危険思想もあったりする。幸い血の成分表は健康的な値を出しているので下心はあっても社会貢献できているつもりではある。

 

続く