私の「面白い」

私の「面白い」

読んでくれたら嬉しい。共感してくれたらもっと嬉しい。でも私のために書きます。

わかってらっしゃる!!(3)

まず、前述のとうりサンリオの得意どころであるはずの無光沢の瞳をサングラスでばっさり捨てる度胸の座りっぷりが恐ろしい!そしてドラえもんもチャームポイントでもあろうお空に昇った三日月がごとくあの大口をばっさりカットするという豪胆さ!それに短足が悩みであるところのドラえもんに足を組ませちゃうっていう…もう、ボキャブラリーが追い付かない!!!!!こんなの失神ものですよ!

冷静に考えればドラえもんというのは「カッコつける」ということを覚えだした小学生高学年の物語である。のび太しずちゃんとの結婚が最終的な目標というある種の性的な欲が根幹をなしているわけだ。可愛い子ぶって顔を赤らめ、照れるドラえもんもそれはそれでカワイイかもしれない。ただここハワイに至ってはドラえもんですら男の子のカッコつけたい欲に溺れてしまうというこのコンセプトが全て、可愛さ的な意味においても、プラスに働いてる!!!小学生なのにサングラスをかけ、キリリと口を閉じ、足なんか組んじゃうっていう!!そして恐ろしいのは、これらをさせても"ドラえもん"という存在が成立すると見極めるデザイン力とリスペクト精神!!!!

ドラえもんの本質、ハワイ特有の浮わついた空気、カッコよさ、可愛さ。これら全てを内包し、破綻させない。

「幸せ」とか、「完璧」と呼ばれるものってこういう形をしてるんだと思う。