オーダーメイドのホラー
Until Dawn というゲームがある。
僕はホラーを味わうなら映画よりも本よりもお化け屋敷よりもゲームだと思っている。
このUntil Dawnのやっている試みもゲームとホラーの相性が良いと思う一つの理由。
(もうちょっと演出の仕方を考えてもいいと思うのだが、)このゲーム、遊んでいる途中に急にカウンセラーが出てきて脈絡のない質問をしてくるのだ。
おそらくその質問の選択次第で、遊び手が一番怖がる演出を後々出すという仕組みなのだろう。
怖いというのは絶対的なものではなくて、受け取り手個々の経験や好みからくる相対的なもの。映画やお化け屋敷ではこうはいかない。ゲームオタクの戯言と言われればそれまでだが、インタラクティブなコンテンツならではの特徴を見事に活用した例だと思う。
さて、かくいう僕はホラーが苦手で、いい年こいてこのゲームでもキャーキャー騒いだのだ。そこで今思うことが一つある。
カウンセラーに「饅頭が怖い饅頭が怖い」って言い続けてればよかった。
で、ゲームクリアの瞬間に「ここらでいっぱいお茶が怖い」
そこからのタイトルロールになればもう少し情けないことにはならなかったかな。